香港旅行で本格的な飲茶を楽しみたい!香港で有名な老舗「陸羽茶室」に行きたいけいど、どうすればいい?予算は?って悩みますよね。でも、老舗ほど予め簡単な準備をしておけば安心して飲茶を楽しめるってご存知でしたか?この記事では香港の老舗「陸羽茶室」で飲茶を本格的に楽しむ為のオススメしたい3つのポイントについて実体験をふまえてご紹介します!
香港の老舗「陸羽茶室」で飲茶を楽しむ為におさえておくべき3つのポイント
海外旅行で何とかなるだろうと思っていきなり来店してみたら悲しい思いをすることってありませんか?
予め知っていたらもっと楽しめたのにって思うことも少なくないはず。
香港旅行も例外ではありません。
さらに、香港は老舗と言われる歴史の古いお店ほど旅行者には手厳しいんです!
でも簡単な準備をしておけば大丈夫!
それでは、早速!敷居が高いとされる老舗「陸羽茶室」で飲茶を本格的に楽しむ為におさえておくべきポイントをご紹介します!
ポイント1 「陸羽茶室」は予約がオススメ!
必ず、予約をしましょう!予約をしてるどうかで対応が180度違います。(写真は2階)
飲茶は朝7時からスタートし点心が無くなり次第終了。飲茶の雰囲気を楽しみたい場合は、朝9時くらい迄の来店がオススメです!
予約は滞在先のホテルのスタッフにお願いするのがスムーズです。その際に、希望の席があれば必ず伝えておくこと!
土日は、香港の人々もお休みなのでお店が更に混雑します。
天井が高く内装の雰囲気が良いとクチコミ評価が高く香港旅行で特に人気があるのは1階!
ただ1階は、基本的に馴染み客が優先されるので予約なしだとよっぽどタイミングよく空いていなければ案内されることが無いようです。
「陸羽茶室」には入口に常駐しているドアマンが居て、予約しているかどうか聞かれます。
予約していないと自動的に2階を案内されます。
3階建ての「陸羽茶室」は席数に余裕があっても、全体的に常連客が優先の印象をうけると思います。
今でこそ、観光本では老舗でオールド香港の飲茶が楽しめる「陸羽茶室」として紹介されていますが、その歴史は大変古く1933年から激動の香港で茶室として営業し続けている格式高いお店なんです。
当時から香港の富裕層や大手企業の重要な会議などで利用されてきました。
その頃から現在に至るまで家族で代々利用してくれる常連客との付き合いを大切にする姿勢を貫いています。
混雑時は最悪な場合、2階に通されてから3階に行くように言われたかと思えば、次は1階とたらい回しになり、挙句に席が無いので帰るように言われる事も少なくありません。
是非、予約をしてくださいね!
ポイント2 「陸羽茶室」で注文するメニューを予め決めておこう!
ボリュームもあるので2人で3品プラスお茶で十分楽しめます。
予算は飲茶なら2人でHK$400くらい。(お茶代1人HK$33・サービス料10%込み)
因みに、値段は一般的な飲茶の相場よりかなりお高めです!
飲茶はオーダーシートに記入して注文します。
当たり前ですがオーダーシートは広東語!一目で理解するのは困難です。お願いすれば、英語のオーダーシートを持ってきてくれます・・・いづれにしても読み解きながら料理をイメージするのは意外と大変。
メニューに写真が無いので携帯の翻訳ツールを駆使して解読していくことになります。
テツタビは注文にかなり苦労しましたー!
集中力を高めて黙々と鉛筆片手にオーダーシートに記入する姿は、学生時代の模試を思い出しました。
全体のバランスをみて飲茶を頼みたいところでしたが、量が多かったり似たような感じのものを頼んでしまいました。
このページのメニューを見て、予め、食べたい飲茶を調べておくことをオススメします!
ポイント3 「陸羽茶室」の湯呑みは洗う!
テーブルにセッティングされた飲茶のセットをよく見ると、銀のボールがあります。
この銀のボールに湯呑みを入れて、淹れたての熱々のお茶を上からかけて軽く洗いましょう。ボールから湯呑みを取り出して終わり。
日本では馴染みの無い行為ですが、香港で飲茶を食べる時に湯呑みを洗うのは「洗杯」という作法なんです。
お茶は「洗杯」が終わった湯呑みにお茶を淹れていただきます。
実際に置かれている湯呑みは綺麗なのですが、香港の衛生状態が良くなかった昔のなごりがあり、「陸羽茶室」でも「洗杯」の用に銀のボールが置かれています。
「洗杯」をしいないでボーッとしていると、状況をみかねた店員さんがやってきて説明しながら「洗杯」し始めてくれます。
以上の3つのポイントをおさえておけば、後はゆっくりとオールド香港のスタイルで飲茶を楽しむことができます!
まるでアンティークショップのような老舗「陸羽茶室」の内装が見逃せない!
飲茶が美味しいのはさることながら、「陸羽茶室」の最大の魅力は外観から内装まで昔から維持し続けているお店の雰囲気!
一歩店内に入ると、そこはまるでアンティークショップのようです!
主にチークを装飾材料に使った店内は、長い年月と共に重厚な色合いに変化していい風合いを醸し出しています。
ドアや窓、玄関の手すり、白いガラスの壁ランプなど至るところに施された東洋と西洋が融合したアールデコ様式のインテリアデザインが昔の香港を彷彿とさせ、訪れた人を魅了し続けているのでしょうね。
客層は、香港旅行者の数がちらほらといる程度。長年通っているような主に地元香港の家族が多く、知識人やビジネスで利用するために団体で予約をとっていることも多いようです。
香港旅行者が記念写真を撮っている姿が殆どないので、落ち着いて飲茶を楽しめる環境になっています。
老舗「陸羽茶室」で食べた飲茶はこれ!
「陸羽茶室」は、料理で主力の人気商品は無いようです。つまり、料理全体にハズレなし!
自分が気になった商品を注文する感覚で十分美味しいものが頂けます。地元の方たちも、自分たちのお気に入りを食べてそれぞれの時を満喫しています。
高級志向の材料というよりは昔ながらの香港飲茶。年々、途絶えていくオールドスタイルの香港飲茶が頂けるのが醍醐味です。
それでは、参考にテツタビが食べた飲茶をご紹介!
No.003<鶏肉と雲南ハムの腸粉 HK$80>
香港飲茶の定番といえば腸粉。「陸羽茶室」の腸粉は皮が薄めであっさりした感じ。荒ミンチの鶏肉に雲南ハムの塩味がきいて上品な味つけです。
No.010<蝦と筍の蒸し団子>HK$52
蝦好きにはオススメ!ぶつ切りの蝦と筍を卵白で包み蒸しあげているのですが、筍の食感が良いアクセントになってプリップリの蝦が贅沢に味わえる一品。噛めば噛むほど感じられる蝦の甘みが最高です。
No.017<チャーシュー入りサクサククッキー>HK$60
不思議なことに日本では殆ど見かけないクッキータイプの点心ですが、香港ではよく見かけます。このメロンパンのサクサク部分のようなクッキー生地がクセになる美味しさなんです!直径15センチ程の大きいクッキーなので2人で1つで十分です。
半分に割ってみるとこんな感じ!甘辛のチャーシューがギッシリ!サクサクのクッキー生地と甘辛チャーシューがこんなに相性が良いなんて思いもよらなかった。これは、お茶にとっても合います。
No.2<蝦入りご飯の蓮の葉包み蒸し>2個入りHK$100
蓮の葉に包まれた10センチ角程の大きさのものが2個お皿にのってきます。コロンとして可愛らしい雰囲気。この蓮の葉を開いていただきます。
蓮の葉を開くとこんな感じ。蓮の葉に包まれた白いもち米ご飯の中に小ぶりの蝦や細かい豚肉などゴロゴロ入っています。オイスターソースの様な味つけがされた具材が沢山入っていて、お米もたっぷり入っているので食べ応えあり腹持ちが抜群です。
No.15<中華ハム入りタロ芋の揚げ焼き餅>HK$55
日本でお馴染みの点心といえば大根餅ですが、そのタロ芋バージョンです。ねっとりしたタロ芋の角切りが入っているので、スナック感覚で頂けます。
老舗飲茶「陸羽茶室」へのアクセス
大手金融会社のビルがひしめき合う香港島のど真ん中の中環にお店があります。
最寄りの駅は香港MTR中環のD2出口から歩いて3分程度と直ぐです。
トラムだとPedder Street(畢打街)で降りて4分程度です。
同じく香港旅行で人気の飲茶屋で「蓮香楼」が近隣にあります。「蓮香楼」はビルのオーナーが変わることで閉店?!と騒ぎになっていましたが、3年程は現状のまま朝・昼の経営が続くそうです。
まとめ
「陸羽茶室」へ飛び込みで来店して手厳しい思いをしたテツタビですが、今思えば当たり前の流れです。
不動産価格が世界トップレベルまで高騰している香港で、「陸羽茶室」のように香港の一等地中環でビル丸ごと一棟を所有して長年にわたり経営を維持できているのは奇跡に近いこと。現在に至るまで、地元の人々に長年愛され支えられてきたことがわかります。
惜しまれながらも、閉店していった香港の老舗が後を絶たない中ですが、これからも、香港旅行で訪れられる貴重なお店として、古き良き香港を感じられる数少ないお店として、変わらずにいて欲しいです。
陸羽茶室
リクウ ティハウス
住所:24-26 Stanley St, Central, 香港
営業時間:7時00分~22時00分
定休日:なし
コメント